ojiisan_face

152: もっふるさん 02/08/05 17:07
うちのじいちゃんの話。 

ウン十年前の8月の夕方のこと。 

私の父と母は、まだ赤ちゃんの私を
ふたりでお風呂に入れていました。 

じいちゃんは、庭でコーラを飲みながら
夕涼みをしていたそうです。 

ちょうど日が暮れかける時刻、
気持ちのよい風が吹いていました。
 
そんなとき、じいちゃんの胸のあたりから
いきなり光の玉が飛び出したそうです。
とてもびっくりしたじいちゃんは大声を
出してしまいました。

しかし、光の玉のあまりの美しさに、
家族のみんなにもみせてやりたいと
思って、じいちゃんは急いで風呂場に
声をかけました。

「おーーーい、○夫!○子ちゃん!
   来てみぃー!」

しかし、父がおじいちゃんのそばに
行ったときには、光の玉は空に飛んで
いってしまった後でした。

153: もっふるさん 02/08/05 17:08
その夜の食卓でじいちゃんはみんなに
光の玉の話をしました。

それはすごくきれいに光っていて、
空に上がっていったんだと。
しかし、家族の誰もそれを見ることが
出来なかったため、とても残念そうでした。

父も母もちょっと見たかったので、
残念に思ったそうです。

次の日じいちゃんは旅行に行きました。
そして、帰ってくるなり心筋梗塞で
帰らぬ人になりました。

家のみんなは、悲しみにくれながら
じいちゃんの昨日の話を思い出しました。

光の玉はじいちゃんの魂だったのだと。
そして、それがじいちゃん曰く
「すごくきれいな光」だったことに、
癒されるような思いがしたそうです。

154: もっふるさん 02/08/05 17:17
私も父も母もまったく霊感はありません。
じいちゃんも同様だったそうです。

でも、人間タヒぬまでに1回くらいは
不思議な経験をすることもあるのかも
しれないなぁと思っています。

じいちゃん、たまに夢に出てくるんだよ。

もう目の中にいれても痛くないくらいに、
私のことかわいがってくれたんだって。
タヒんだ日の旅行でも、私におみやげ
買ってきてくれたんだって。

夢でしかないのだろうけど、
「元気にしてるよー。」
って律儀に近況報告をしてしまう私。

物心ついたときには、もういなかった
じいちゃんだけど、今も心の中では
どこかつながってるような気がします。

155: もっふるさん 02/08/05 20:57
>>152
じいちゃんの話いいねえ。

ほのぼのとした家族の風景、
ちびまるこちゃんの家の間取りと
共に瞼に浮かんできました。


引用元
https://curry.5ch.net/test/read.cgi/occult/1025267410/


人気ブログランキング


ポチッとお願いします(*´꒳`*)



 

sponsored links