job_uranaishi

813: もっふるさん 2006/09/20(水) 23:36:43 ID:qf/9y6Cq0
友人の話。 

私の友人は飛蚊症に悩まされています。 

いくつかの病院で検査を受けたのですが、 
網膜にも脳にも異常はなく、原因は
不明だったそうです。 

大学に入ってからは比較的落ち着いて
いたのですが、高校の時は酷く、頻繁に
黒点や雲のようなものが視界に現れていた
そうです。 

そんな高校生のある日、文化祭の準備で
遅くなった彼女は、暗い道を帰るのが怖く、
明るい繁華街を通って家路につきました。

繁華街を通り過ぎ、角を一つ曲がった所で、
彼女の視界が薄い雲に覆われました。

曇った視界のままで歩くのは気持ちの
いいものではないので、その場でしばらく
立ち止まり、視界が晴れるのを待つことに
したそうです。

814: もっふるさん 2006/09/20(水) 23:37:30 ID:qf/9y6Cq0
時間にして5分ほど。視界を覆う薄雲は
一向に晴れません。

これ以上時間を潰すのも嫌になり、
彼女はまた歩みを始めました。

「あのぅ・・・・・・。」

遠慮がちにかけられた声に驚いて
振り向くと、そこには中年の女性が
所在無げに立っていました。

女性はじぃっと彼女のことを
凝視しています。

「・・・あなた、目に何か変なこと
   起こっていない?」

その女性は唐突に彼女に尋ねてきました。

女性の後ろには誰もいない手相占いの
台があり、どうやらその女性は占い師の
ようです。

何で分かるんだろう・・・・・・。

訝しみながらも彼女は素直に頷きました。

自分の飛蚊症に関して、何か分かるのなら
教えて欲しい。
そんな藁にもすがる気持ちだったそうです。

占い師の女性は、ほぅっと一つ息を吐き、
言いました。

「やっぱり。さっき、あなたが立ち止まってる
    時ね、後ろからお婆さんが両手であなたの
    目を塞いでいるのが見えたんです。」

信じるかどうかはあなたが決めていいです
けどね、と占い師は続けました。

もちろん彼女は誰かに両目を塞がれた感覚は
ありませんでした。

しかし、彼女は占い師のいうことを信じました。
というのも、彼女は子供の頃からそういう
ものが「見える」人間だったからです。

彼女は占い師にもっと詳しく教えて
くれるように頼みました。

「私はただその光景が見えただけで、
   それが良いものか悪いものかの見当も
   付かないの。
 知りたいのなら、然るべき所に行って
   相談しなさい。」

占い師が教えてくれたことはそれだけ
だったそうです。

816: もっふるさん 2006/09/20(水) 23:42:09 ID:qf/9y6Cq0
次の日曜日、彼女は神社に行き、宮司に
これまでの経緯を話しました。

宮司は話を黙って最後まで聞いた後、
一人の男性を連れてきました。
その男性は霊能者だと紹介されました。

宮司曰く、自分にはそういう力がないので、
この人に代わりに見てもらうのだそうです。

彼はしばらく彼女を凝視した後、
ポツリ、と言いました。

「そのお婆さんはなぁ、あんたの守護霊だ。」

815: もっふるさん 2006/09/20(水) 23:38:57 ID:qf/9y6Cq0
何故、自分を守ってくれるはずの守護霊が
目を塞ぐのか。
私はそのせいで迷惑している。
すぐにそんなことは止めさせて欲しい。

彼女は怒りながらその霊能者に詰め寄った
そうです。

霊能者は彼女の憤りをなだめつつ、
真剣な顔をしてこう返したそうです。

「止めさせるように言ってもいいんだが
   ねぇ・・・・・・。
   そのお婆さんが目を覆ってくれなきゃ、
   あんた、俺より幽霊見ちまうぞ。」


「幽霊ってさ、結構グロいのもいるのよ。
   事故タヒした姿のままとかね。
   あれをしょっちゅう見るのと比べりゃ、
   視界が少しままならないくらい、
   仕方がないよね。」

話を聞き終えた後、諦めたように
笑いながら、彼女はそう言っていました。

819: もっふるさん 2006/09/21(木) 00:19:55 ID:P5YoWfEW0
その占い師さんがいい人だねー

自分には分からない・できないことを
ちゃんと伝えて、できる範囲でアドバイスを
あげてさ

820: もっふるさん 2006/09/21(木) 00:58:49 ID:5OtF/HnXO
>>819
欽ちゃん乙


引用元
https://hobby7.5ch.net/test/read.cgi/occult/1156415718/


人気ブログランキング


ポチッとお願いします(*´꒳`*)



 

sponsored links