elevator_door_open

33: もっふるさん 2007/07/10(火) 07:55:55 ID:ivkyAUbd0
俺はエレベータに乗る時、誰もいない
場合でも軽く会釈してから乗るように
している。 

もちろんそれには訳がある。 

それは、仕事でしょっちゅう行く
取引先でのことだが、その日俺は、 
難しい打ち合わせを夜遅くまで
していた。 

何とか目処がついて取引先を出たのは
夜の9時くらいだったが、ビルの
フロアは人気もなく無機質な空気が
漂っていた。
 
そしてそのビルのエレベータに
乗ったのだが、誰もいない空間と
一仕事終えたという開放感で一気に
緊張感が解け、決してわざと
言うわけではないが、スゥ~と
放屁をしてしまった。

(・・・ん、わりとくさいかも・・)

我ながら結構キツい空間だった。

会社は4Fだが、2Fと3Fで乗り降り
する人にあったことはほとんどなく、
まあ、このまま1Fに着くだろうと
思っていた。

そのとおりスルスルとエレベータは
降りていったが、エレベータ
ど真ん中に立っていた俺の左横で、
「うっ・・」
という声がした。

(えっ!まさか、人がいた?!)

すぐさま右によけ、左側をちらっと
見ると、俺と同じようなサラリーマンが
顔をしかめていた。

(やば、やばすぎる・・・。
 でも、確かに乗った時はいなかった
 はずだが・・・)

不思議に思ったが、それ以上にばつの
悪い思いが上まわり、
「す、す、すいません・・・」
と消え入るような声で謝った。

すると、そのサラリーマンは顔を
しかめたまま、ゆっくりこちらに
顔を向けようとしたが、臭いがまだ
漂っているのか、
「うっ」
という表情をして途中で止めてまた
正面に向き直った。

34: もっふるさん 2007/07/10(火) 07:56:32 ID:ivkyAUbd0
(・・・・・・・)

気まずさに早く着けと念じつつ、
ちら見していると、1Fに着く手前で何と
サラリーマンは、すぅ~と消えてしまったのだ。

「えっ!」

今度ははっきり声をあげて、エレベータの
箱全体をきょろきょろ見回したが、
やっぱり何の形跡もなかった。

とりあえず外に出て、シルバーのドアを
しばらく眺めたが、たぶんそうゆうこと
なんだろうと結論付けた。

でも、幽霊とはいえ本当に失礼した。

申し訳ない。俺は頭を下げてビルを
後にした。

ということで、乗るとき見えなくても
先客がいるかもしれないので
会釈をするようになった。

ちなみに取引先のビルの幽霊は
有名だったそうだが、なぜか近頃
出ないそうだ。

35: もっふるさん 2007/07/10(火) 09:11:14 ID:RUAAqnm/0
じょーぶつしろよ

36: もっふるさん 2007/07/10(火) 13:18:06 ID:VtD8d6550
臭い仲だ

37: もっふるさん 2007/07/10(火) 15:45:00 ID:As2s3PS1O
ファブリーズと対極な気がするけど
効くんだなww


引用元
https://hobby10.5ch.net/test/read.cgi/occult/1183798977/


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