みんないい話ぞろいだなぁ・・・
「いい」と言ってもらえる
ほどじゃないかも知れないけど
私もひとつだけ書いてくね。
3年前、父が膀胱癌だと判明した。
夏場だった。
働き盛りで元気な姿しか見たことの
なかった父が、げっそり痩せて体に
管通してる姿は、家族としてもう見て
られなかった。
「いい」と言ってもらえる
ほどじゃないかも知れないけど
私もひとつだけ書いてくね。
3年前、父が膀胱癌だと判明した。
夏場だった。
働き盛りで元気な姿しか見たことの
なかった父が、げっそり痩せて体に
管通してる姿は、家族としてもう見て
られなかった。
でも父の前で泣くこともできや
しないし。
私と母と弟は、毎日交代、
または一緒に病院に通いつめた。
しないし。
私と母と弟は、毎日交代、
または一緒に病院に通いつめた。
224: もっふるさん 02/08/27 07:23
223つづき
特に母は気丈だった。
心労で痩せちゃった弟や、作り笑顔
ながらもどこか憔悴しちゃってた
私に比べ、
「ハイ!泣いてらんないよっ、
あんたこれ病院持ってって、
アレ洗っといて」と。
テキパキ指示を下す。父の前でも
「膀胱癌て絶対タヒなないん
だってよ?」
などと(オイオイ)、冗談なのか
何なのか分からないようなこと
言って笑ってた。
母流の励ましだったようです。
でも、
特に母は気丈だった。
心労で痩せちゃった弟や、作り笑顔
ながらもどこか憔悴しちゃってた
私に比べ、
「ハイ!泣いてらんないよっ、
あんたこれ病院持ってって、
アレ洗っといて」と。
テキパキ指示を下す。父の前でも
「膀胱癌て絶対タヒなないん
だってよ?」
などと(オイオイ)、冗談なのか
何なのか分からないようなこと
言って笑ってた。
母流の励ましだったようです。
でも、
225: もっふるさん 02/08/27 07:28
224 つづき
母もやっぱり心の中では泣いて
たんだよね。
代々商店やってた我が家に、
地方の農家から嫁いだ母は
右も左も分からず、ただがむしゃらに
父と力を合わせてこれまでやってきた。
父だけが支えだった。
だからなのか。父が
(合計2度手術したが)最初の
手術する直前、母のかくしてた
感情が一気に出てしまった。
明日手術、という緊張で、
その日病院から帰る母と私と
弟はピリピリしていた。
私と弟なんて、つまらないことで
喧嘩してムッとして駅への道を
歩いていた。
ホームに立っても
「ちょっとね、あんたさっきの
言葉取り消しなさいよ」
「姉ちゃんこそ何だよ、バカッ」
なんてね。
いい年して言いあっこしてたんです。
その時でした。
母もやっぱり心の中では泣いて
たんだよね。
代々商店やってた我が家に、
地方の農家から嫁いだ母は
右も左も分からず、ただがむしゃらに
父と力を合わせてこれまでやってきた。
父だけが支えだった。
だからなのか。父が
(合計2度手術したが)最初の
手術する直前、母のかくしてた
感情が一気に出てしまった。
明日手術、という緊張で、
その日病院から帰る母と私と
弟はピリピリしていた。
私と弟なんて、つまらないことで
喧嘩してムッとして駅への道を
歩いていた。
ホームに立っても
「ちょっとね、あんたさっきの
言葉取り消しなさいよ」
「姉ちゃんこそ何だよ、バカッ」
なんてね。
いい年して言いあっこしてたんです。
その時でした。
226: もっふるさん 02/08/27 07:36
225 つづき
母が、ホームの向こうを見て
棒立ち。
私と弟は言い争うのを止め
「お母さん?どうしたの?」
と、聞きながらもその視線の
矛先を追っかけて見て・・・
私も弟もピタッと声を失いました。
80代ぐらいのおばあさんが
ホームのずーーーっと向こうに
涼しげな恰好で立ってたんです。
こちらを向きません。
が、そのちらりと見える横顔が・・・
どう見ても他界した母の母、
つまりおばあちゃんでした。
弟などあんまりにびっくりして
「お、おば、おば」
とどもっていた。
同時に電車がホームに入ってきて、
おばあさんは消えました。
母が、ホームの向こうを見て
棒立ち。
私と弟は言い争うのを止め
「お母さん?どうしたの?」
と、聞きながらもその視線の
矛先を追っかけて見て・・・
私も弟もピタッと声を失いました。
80代ぐらいのおばあさんが
ホームのずーーーっと向こうに
涼しげな恰好で立ってたんです。
こちらを向きません。
が、そのちらりと見える横顔が・・・
どう見ても他界した母の母、
つまりおばあちゃんでした。
弟などあんまりにびっくりして
「お、おば、おば」
とどもっていた。
同時に電車がホームに入ってきて、
おばあさんは消えました。
227: もっふるさん 02/08/27 07:39
226 つづき
母も泣いていました。
母が後で言ってました。
笑顔でいたけど本当は毎晩、
父のことを考えると布団に
入って電気を消してから
気が狂いそうだったと。
誰でもいいからすがって泣きたい
気持ち。
子供時代に母親の胸で泣いた時を
思い出していたそうです。
だから、心配したおばあちゃんが
「しっかりしなさい。
神様は見捨ててないし、
あんたが今気張んなきゃ
ダメでしょ」
って姿だけ見せてくれたんじゃ
ないかって。
・・・父? お陰様で、
2度目の手術が成功し、今も
元気です。
長文スマソ
母も泣いていました。
母が後で言ってました。
笑顔でいたけど本当は毎晩、
父のことを考えると布団に
入って電気を消してから
気が狂いそうだったと。
誰でもいいからすがって泣きたい
気持ち。
子供時代に母親の胸で泣いた時を
思い出していたそうです。
だから、心配したおばあちゃんが
「しっかりしなさい。
神様は見捨ててないし、
あんたが今気張んなきゃ
ダメでしょ」
って姿だけ見せてくれたんじゃ
ないかって。
・・・父? お陰様で、
2度目の手術が成功し、今も
元気です。
長文スマソ
229: もっふるさん 02/08/27 14:28
お父さん、よかったねぇ。。
230: もっふるさん 02/08/27 20:29
みなさん、心温まる話を
ありがとう。
けっこう、こういった話は
あるんですね。
ちょっと、泪が・・・
ありがとう。
けっこう、こういった話は
あるんですね。
ちょっと、泪が・・・
引用元
http://curry.2ch.net/test/read.cgi/occult/1025267410/
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