necchusyou_face_boy3

622: もっふるさん 2006/12/04(月) 23:24:50 ID:zK5NZC6N0
俺が消防のことだ。 

今は道路拡張に引っかかって引っ越したが、
その当時俺の実家はT字路の角にあった。 

すぐそばの山には寺があった。 
ど田舎だが歴史のある寺で、白鳳5年に
建立されたというのだから1300年以上
経っていることになる。 

ただ俺は個人的にこの山が苦手だった。
 
妙なものを見たし、妙なものを見たという
話もちょくちょく聞いたからだ。

ある夜、俺はなんとなく寝付けなくて
深夜まで起きていた。
マンガでも読んでいたと思う。

何かに熱中していたから直前まで
気づかなかった。

足音がした。

隣の修理工場のあたりからバタバタ
という足音がした。

(酔っぱらいか?)

俺はちょっと意外に思ったが、
すぐ異様な点に気づいた。
足音がやたらと多いのだ。

いや、多いなんてもんじゃない。
すごい人数だ。

ぞろぞろと連れだって歩いてくる足音だ。
俺の家の前を巻くように通過していく。

「カーーーーーン」

鐘が鳴った。俺の家は角にある。

角で鐘を鳴らす人の列なんて・・・・
葬式しか知らない。

今は深夜だ。俺は動けなかった。

ヘタレと言われても仕方がないが、
その行列を窓からのぞき見ようなんて
これっぽっちも考えられなかった。

そうしている間も足音は、葬列は
山の方へ遠ざかっていく。

寺に登っていく坂(※角にある)の
ところでご丁寧にももう一度鐘の音が
した。

俺はまんじりともせず、朝を迎えた。

消防で完徹したのはあれが初めて
だったと思う。

掃除に起き出した親のところに行き、
「かーちゃん。ゆうべ、葬式の行列が
 うちの前を通っていかなかった?」
と聞いた。
思いっきり変な顔をされた。

「バカだねこの子は。
 夜に葬式を出すわけがないでしょ」

そりゃそうだ。

あれから20年以上経ったが未だに
あのとき聞いたものが何だったのか
解らない。

怖くねえよな・・・
でも、実話なんだ。

長文スマソ


引用元
http://hobby7.2ch.net/test/read.cgi/occult/1162909657/


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