友人の話。
山奥の温泉旅館に泊まった時のことだ。
真夜中、尿意で目が覚めたのでトイレに行くことにした。
山奥の温泉旅館に泊まった時のことだ。
真夜中、尿意で目が覚めたのでトイレに行くことにした。
用を済ませて廊下を歩いていると、
『関係者以外立ち入らないで下さい』と
書かれた札のある一角を通り過ぎた。
奥の方で明かりが灯っており、そちらから
食欲をそそる良い匂いが漂ってくる。
「厨房かな?」
半分寝惚けた頭をその通路に突っ込んでいると、
後から肩を叩かれた。
「駄目ですよ、そちらは従業員専用です」
柔らかい声でそう注意される。
「あ、こりゃどうもすいません!」
と慌てて振り向くと、女性が一人立っていた。
服装は間違いなくその旅館の仲居さんの
ものだったが、その首から上、こちらを
見つめるその顔だけが、狐だった。
唖然としている彼の前で仲居さんは頭を下げた。
金色の毛皮の後頭部が見えた。
そしてパッと掻き消すように消えてしまったという。
翌朝、部屋を訪れた女将にこの話をしてみた。
笑われるかと思ったが、まだ若い女将さんは
ニッコリと笑って
「レアですよ、運が良かったですね」
とだけ答えてくれたそうだ。
『関係者以外立ち入らないで下さい』と
書かれた札のある一角を通り過ぎた。
奥の方で明かりが灯っており、そちらから
食欲をそそる良い匂いが漂ってくる。
「厨房かな?」
半分寝惚けた頭をその通路に突っ込んでいると、
後から肩を叩かれた。
「駄目ですよ、そちらは従業員専用です」
柔らかい声でそう注意される。
「あ、こりゃどうもすいません!」
と慌てて振り向くと、女性が一人立っていた。
服装は間違いなくその旅館の仲居さんの
ものだったが、その首から上、こちらを
見つめるその顔だけが、狐だった。
唖然としている彼の前で仲居さんは頭を下げた。
金色の毛皮の後頭部が見えた。
そしてパッと掻き消すように消えてしまったという。
翌朝、部屋を訪れた女将にこの話をしてみた。
笑われるかと思ったが、まだ若い女将さんは
ニッコリと笑って
「レアですよ、運が良かったですね」
とだけ答えてくれたそうだ。
653: もっふるさん 2011/06/30(木) 00:43:34.96 ID:oW324Otm0
>>636
オカルト要素の有る無しに拘わらず、
巧い返しだなぁ女将さん。
頭のおかしい、オカルト系の客だとしても
幸運だからと言って丸め込めるしw
…アンラッキーだったら、宿代後払いだと
取りはぐれた事も有ったのかな。
荷物の処分や、車で来てたら車の処分で
持ち出しだったんだろうなw
オカルト要素の有る無しに拘わらず、
巧い返しだなぁ女将さん。
頭のおかしい、オカルト系の客だとしても
幸運だからと言って丸め込めるしw
…アンラッキーだったら、宿代後払いだと
取りはぐれた事も有ったのかな。
荷物の処分や、車で来てたら車の処分で
持ち出しだったんだろうなw
656: もっふるさん 2011/06/30(木) 01:34:46.11 ID:Od0DyQlOO
>>636
萌える
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引用元
https://toki.5ch.net/test/read.cgi/occult/1307193418/

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