obake_bakeneko

22: もっふるさん 2007/08/09(木) 20:20:36 ID:SzLkE4Fw0
ほんのり怪異な話 

僕がおじいちゃん(故人)から聞いた話 

じいちゃんは若い頃(30代)漁師を
やってたんだけど、親戚が炭焼きをやっていて、
その手伝いをしてたんだ。
 
ある日、炭焼き釜の番をして夜中に
ひとりでタバコをふかしながら山の中の
炭焼き小屋にいたんだ。

すると、森の木のあいだにぼんやりと
右に左にユラユラしながら近づいてくる
大きな影が見えたんだって。

じいちゃんが
「あれはなんだろう?」
と思ってタバコをくわえたまま目を凝らしていると、
じいちゃんの背丈の倍ぐらいある裸の老婆で、
乳をブラブラさせながら歩いてきてるのが
わかったんだって。

ちょっと笑っちゃいそうな話だけど、
じいちゃんはすごく怖くて動けなかったらしい。

でも、勇気を振り絞って火のついたタバコを
その怪老婆に投げたんだって。

そしたら、そのデカイ老婆がパッと消えて、
ガサガサと森の中に逃げていく猫が見えたらしい。

まあ、猫は人を化かすから気をつけろって
真顔で言ってたよ。

うちの田舎というのは某離島なんだけど、
猫の不思議な話とかお坊さんにまつわる階段
(けっこう有名)とかいろいろあって
ちっちゃい頃よく聞いたおぼえがあるよ。

読みづらくてスマソ


引用元
http://hobby9.2ch.net/test/read.cgi/occult/1186614946/


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