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512: もっふるさん 2006/10/19(木) 23:12:41 ID:mSrwC10X0
消防五年ぐらいのときの体験談。

もともと寝付きの良いほうじゃなかった俺だが、
九歳のころに中学受験の勉強初めてからは
余計に夜眠れなくなった。

んで、小五のある日真夜中に目が覚めたもんで、
仰向けに布団に入ったまましばらく
ぼーっとしていた。

「起きてる……?」
って声がするもんだから、てっきり
隣の布団で寝てる弟かと思って、
俺は
「起きてるよ。」
と答えて隣を見た。

でも弟はどう見ても熟睡中。

あれ?と思って仰向けに戻ると、
俺の足元のあたりに男の子が
一人立ってたんだ。

白いランニングシャツに半ズボンで、
ほっそりした体格にキレイな顔立ちの
男の子だった。

「起きてるんなら、おしゃべりしよう。」
とその子は言った。

それから何を話したのかは覚えてない。

他愛もない話だったような。
割とマジな人生相談だったような。

俺は当時友達がゼロだったので、その子に
話を聞いてもらえるのがただ嬉しくって、
時間の経つのも忘れていた。

「そろそろ、帰ろうかな」
とその子が言った。

「どうしたの。」
と俺が聞くと。

「朝になったら、困るから。」
と言った。

513: もっふるさん 2006/10/19(木) 23:30:53 ID:fU5g/MPz0
なぜか書き込めないのでネカフェから
再戦。

以下、続き↓

俺はその子と別れるのが嫌で、ちょっと
寂しくなった。

その表情を読んだのか、
「僕のウチまでおいでよ。」
とその子は言ってくれた。

一瞬マジでついてこうかと思ったが、
隣に寝てた弟の存在を急に
思い出してしまった。

「朝起きて僕がいなかったらみんな
心配するだろうし、よかったらまた君が
こっちに来てよ。」
と俺が答えると、突然ぐちゃりと
大きな音を立てて、その子の頭が
倍以上に膨れ上がり、鬼のような
顔に変化した。

「君が僕の事を嫌っても、僕は一生君を
追い続けるから!」
と言い捨てて、その子は去っていった。

当時の俺は家にも学校にも居場所なんて
なかったから、別にその子と一緒に
行っても良かったのかもしれないと思うが、
実際行ってたらどうなってたんだろ。

ちなみに高校の頃、この話を先輩に
話してたら本棚の上から百科事典が
落ちてきた。

今度は何が起こるんだろ。

おしまい

514: もっふるさん 2006/10/19(木) 23:37:19 ID:HQJb35j90
ほ、ほんのりじゃねぇ…。

なぜか書き込めないってあたりが、
さらに…。

515: もっふるさん 2006/10/19(木) 23:49:43 ID:6YqBzD6R0
>「君が僕の事を嫌っても、僕は
一生君を追い続けるから!」

別に512は嫌ってるわけじゃないしなあ。
むしろこの上なく好意的じゃないか。

何を勘違いしてんだその子は

519: もっふるさん 2006/10/20(金) 00:33:31 ID:jnqqn7n10
>>512-513
まんま鬼じゃないか?

確か鬼は、気に入った人間をボリボリ食べる。

だから、付いて行ったら食われてたと思うよ。

520: もっふるさん 2006/10/20(金) 16:57:42 ID:LDPDV2TR0
殺して愛そか 生かして喰おか


引用元
https://hobby7.5ch.net/test/read.cgi/occult/1159309298/


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