https://pixabay.com/ja/photos/雪-夜-月-寒い-冬-木-642454/

189: もっふるさん 2020/01/22(水) 15:18:28.79 ID:Y9qvL6R40
郷里の鎮守社の神様は、年に数度地域を
見廻る。 

その姿を見た者は罰が当るというので、
その日はよるに外に出ないように
気をつけている。 

神様は基本見えないんだが、天候に
よっては靄や雨に紛れて輪郭が
うっすら見える 

泥濘や雪の上に足跡が見える 
ということが起こる。

俺の叔母が、小さい頃に見た事があるらしい。

12月の30日で、夜中に目が覚めたら
雪が止んで月が出てたそうだ

宮沢賢治みたいだ。と思った叔母は
そっと家の外に出た。

積もった雪の上に、足跡が続いていたらしい。

大きな足跡と、その脇を歩く小さい足跡。
あと、動物の足跡もあったそうだ

で、ドキドキして家に戻った。

その時は神様のだとは思わなくて、
郷里の誰かが散歩でもしたのかと
思ったらしい。
年末で、都会に出て他人も家族連れて
帰ってきてたりしたから。

正月の大晦日、日付が変わる頃に家族で
初詣に行った。
地域の人も集まってて並んで開門を待ってた。

そしたら、叔母の頭の上に叔母の
頭の上に衝撃。
見たら、松ぼっくりが落ちてた。

参道に松はないのに。と思ってたら、
今度はドングリが当った。

初詣を終えて、神社で貰った甘酒には
松の葉が入っていて、みかんは渋かった。

泣きそうになってたら、神社の神主の
奥さんがそれ見て、叔母を社務所に呼んだ。

叔母と祖母が入っていくと、神主を
呼んで来て、祝詞を上げてくれたらしい。

その時に始めて叔母は、見たのが
神様の足跡だと知ったんだと。

「神様は姿を見られるのを嫌う。
   人間は何かを見るとすぐに理由を
   つけたがる。
   理由をつけられた神様は、神様の力を
   弱めてしまうので嫌がるんだ。
   今度から気をつけなさい」

そして、祝詞の後に甘酒とみかんを
貰って帰ってきたそうだ。

松ぼっくりやドングリを落としたり、
甘酒やみかんを渋くしたのは神様の
罰だったらしい

190: もっふるさん 2020/01/22(水) 21:15:44.46 ID:+VQIhzRh0
ええええー自分は産土神の小さい神社に
お参りに行ったら、実がしっかり詰まった
栗のイガが脳天直撃!

帽子被ってたから怪我はなかったけど、
これはお恵みだと思ってた

小さいけどとても能力のある神社で神様なので
罰だったのか…
何もしてないけど

191: もっふるさん 2020/01/22(水) 21:37:37.80 ID:Eimim/+S0
見ちまったからには生かして
帰す訳にゃあいかねえな!

192: もっふるさん 2020/01/22(水) 23:55:36.70 ID:5eExQtP60
正月の大晦日って夜明けの晩みたいで怖い


引用元
http://mao.5ch.net/test/read.cgi/occult/1577441685/


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