ナムさんは背は少々低めながらも良い筋肉と
ファッションセンスを持っていて、よく
「○子（私）もオシャレしたらよかっちゃなかとー？
○○は可愛かけん、化粧したらすっごくモテると思うー」
と喪女である私にも気を使ってくれる、
茶目っ気と優しさに溢れた好青年です。

ナム「○子、○子」

私「どうかしましたか？」

ナム「手！手ばだして！」

何だろうと思いながら手を出すと、彼は私の手に卵を置きました。

私「えっと、ナムさん。この卵はどうしたんですか？」

ナム「拾った！」

(*'▽')←のような顔で言うナムさん

私「・・・元の場所に返して来なさい」

私、初めてこの言葉を言いました。
しかも言った相手は成人済みで私よりも年上。

するとナムさんは
「冗談ｗ冗談ｗただのゆで卵ｗｗｗ」
と笑いました。

私「えーっとこのゆで卵を私にどうしろと・・・」

ナム「日本の卵は本当美味しい！でも、今日のお昼に
４っつくらい食べてたら、友達から食べ過ぎって
言われたから○子にあげるー！食べてよかよー！」

そう言って彼は走り去って行きました。

私の手には彼から渡されたゆで卵・・・。

取りあえず美味しくいただきました。